@iris
好きなものを適当に書き散らし。
2007'06.12.Tue
なんというか戦争パロ。アウステ。
戦争はいや。行かないで。と言っても、彼は寂しそうに笑って、言った。
「大丈夫だっての。僕がやられると思ってんの?」
そういう彼は頼もしそうで、絶対に帰ってくる、そんな口調だった。
それでも、私は不安で、たまらず、きいた。
「…ちゃんと、かえって、きてね」
途切れ途切れに言いながら、目頭が熱くなる。泣きそうだ。
肩に、ふわりと何かが掛かった。
見ると、彼の蒼い軍服だった。
驚いて見上げると、それと同じ蒼い髪と、蒼い目があった。
彼はにっこり笑って、そっと私に口付けた。
「愛してる」
そう言って、彼は行った。
唇と、肩に掛かる彼の軍服は、まだぬくもりが残っていた。
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